核兵器廃絶長崎連絡協議会 PCU-Nagasaki Council

【お問い合わせ】
核兵器廃絶⻑崎連絡協議会(PCU-NC)事務局
〒852-8521 長崎市文教町1-14 ⻑崎⼤学内
TEL:095-819-2252 FAX:095-819-2165
Email:pcu_nc@ml.nagasaki-u.ac.jp

【戦後・被爆80年企画】 国際人材育成プロジェクト「対話で平和を組み立てる」

チラシ (PDF)

被爆者の数が年々減少し、一般市民の核兵器の問題に対する関心も年々薄れてきています。そうした中で、このプロジェクトは、これまで行われてきた「記憶の継承」の取り組みを生かしつつ、次世代がそれを更に発展させていけるよう、平和への想像力と共感力を高める対話を通じた長崎発の新たな国際的平和人材育成プロジェクトとなることを目指しています。

このプロジェクトへの参加を通じ、長崎にいながら世界の若者と対話し、問題解決のために知恵を出し合い、自らを成長させ、長崎にいるあなただからこそできる地元や国際社会への貢献にチャレンジしてみませんか?イギリスのシンクタンクBASICと長崎大学核兵器廃絶研究センターの専門家が皆さんの対話をサポートします。

核兵器の問題に限らず、環境問題等の地球規模問題などの分野でこれまで何らかの取り組みを行ってきたけれど、専門家を交えた世界の若者との対話を通じ、さらに視野を広げたい、ワンステップ上に進みたいという人にお勧めのプロジェクトです。

  1. 募集人員
    • 6名程度

  2. 応募要件
    • 長崎県内在住、在学、在勤の大学生と大学院生および社会人。18~30歳を目安とする。国籍不問。応募時点で高校生は不可。大学生と大学院生については、学部や専攻は問わない。
    • 核兵器の問題を含む国際情勢や地球規模の問題に関心や基本的な知識を有することを条件とする。
    • 核軍縮・核不拡散について、既に一定の研究ないし活動実績を有することが望ましい。
    • 2025年7月-2026年3月の間、3回開催されるオンライン・ワークショップ(日時は参加者間で調整)、および2026年3月13日(金)夜-15日(日)(予定)に長崎にて開催される対面でのイベントに必ず参加できるもの。
    • 日本語及び英語で議論を行う能力を有する者。英語力については、TOEICのスコアが650以上またはそれに相当することを必要とする。英会話能力の目安としては、TOEIC SWのスコアが120以上またはそれに相当することが望ましい。日本語を母国語としない場合は、日本語能力試験N1相当の日本語力を有すること。

    ※上記要件を満たさないことが判明した場合は、参加後であっても参加を取り消すことがあります。

  3. 応募方法
    • 以下の応募書類を核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC)宛に7月8日(火)(13:00)までにメールで送付。問い合わせはPCU-NC事務局まで。

      ◎志望動機および研究・活動実績【PDF】 / 【Word】 ◎履歴書【PDF】 / 【Word】 ※指定の様式を使用
      【締 切】2025年7月8日(火)13:00 【送付先】pcu_nc@ml.nagasaki-u.ac.jp

  4. スケジュール
    • 第1次審査:書類審査(応募書類の提出締切は7月8日(火)13:00) ※合否は7月10日にメールで通知。※第1次審査合格者のみ、第2次審査の連絡。
    • 第2次審査:オンライン面接(使用言語は英語および日本語)7月12日(土) 14時~※第2次審査はこの日程のみ。

  5. プロジェクトの概要
    • 「核兵器を含むリスクから人類と地球を守るために、それぞれの世代が果たさなければいけない責任とはなにか」をテーマに平和への想像力と共感力を高める対話を通じた若者による研究会を実施。報告書をまとめ来年3月に長崎にて報告会を行う。
    • フォーマット:
      (1)「核兵器を含むリスクから人類と地球を守るために、それぞれの世代が果たさなければいけない責任とはなにか」というテーマの下、以下の3つのトピックを設定。
      ①新興技術と核兵器(Emerging technologies and nuclear weapons)
      ②被爆地としての長崎の役割(Role of Nagasaki as a city experienced nuclear bombing)
      ③気候変動と核兵器(Climate change and nuclear weapons)
      (2)各テーマについてそれぞれワーキンググループ(計3つ)を設置
      (3)各ワーキンググループは、BASIC(注1)のEVN(注2)メンバーから3名、日本の若者・若手研究者2〜3名、メンター1名(RECNA教員)、BASICの専門家1名の計7〜8名で構成。
      (4)ワーキンググループは、2025年7月-12月の間に3回のオンラインワークショップを実施し、報告書を作成。
      (5)2026年3月14日(土)・15日(日)(予定)、長崎にて対面のワークショップを行い、報告書(一般向け)を完成させるとともに、報告書発表会を行う。

      (注1)BASICはイギリスに所在する独立系非営利シンクタンク。BASICは1987年の設立以来、BASICが有するネットワークと専門知識を駆使し、対立する国同士、人同士の対話・交流を促進し、世界的にも高い評価を得てきている。BASICは「人類と地球の生態系を、核リスクと相互に関連する安全保障上の脅威から世代を超えて守ること」をその使命として掲げており、戦略的対話、包摂的国際安全保障、核の責任、核リスク削減と題したプロジェクトを実施してきている。
      (注2)EVN(Emerging Voice Network)は、BASICが行っているプロジェクトの一つで、核兵器の問題に関して潜在的可能性を持つ世界中の若手研究者のグローバル・デジタル・ネットワーク。若手研究者の間での持続的な対話を可能にし、共同での問題解決を促進するネットワークを構築するプロジェクト。EVNは2020年以降、イベント開催や出版物の発行、アウトリーチ活動を通じてネットワーク作りを行ってきた。メンバーは約350人。

対話プロジェクトHP:https://recna-taiwa.com/

 共 催:核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC)、長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)